MT4移動平均線の取引アイデアを動画で解説!

MT4の移動平均線(Moving Average)インジケーターを活用した取引アイデアを、FXテクニカル分析の達人が5分前後のコンパクトな動画で分かりやすく解説します。移動平均線は一定期間の代表価格(平均価格)を示す、人気のトレンド系テクニカル指標です。

移動平均線(Moving Average)

移動平均

移動平均線(Moving Average)は、一定期間の平均価格を示すインジケーター(テクニカル指標)です。

移動平均線には、次の4つの種類があります。

単純移動平均線(SMA)/指数移動平均線(EMA)/
平滑移動平均線(SMMA)/線形加重移動平均線 (LWMA)
※指数や線形加重の移動平均では、直近の価格により大きなウエートを置きます。

移動平均線の一般的な利用方法

移動平均線の最も一般的な考え方は、価格が移動平均を上回って上昇する場合は買いのシグナルが発生し、価格が移動平均を下回って下降するときは売りのシグナルが発生する、というものです。

また、長期・短期と期間の違う2本の移動平均線をチャートに表示する方法がよく使われます。

期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線を下から上に抜けることをゴールデンクロスといい、上昇のサインです。逆に、期間の短い移動平均線が期間の長い移動平均線を上から下に抜けた場合はデッドクロスといい、下落のサインです。

【動画①】移動平均線の期間設定と逆張り取引

MT4の移動平均線(Moving Average)インジケーターを活用した取引アイデアを、FXテクニカル分析の達人が5分前後のコンパクトな動画で分かりやすく解説します。



動画では、PC版同等のテクニカル分析機能を搭載するMT4 iPhoneアプリを使って解説します。PC版でも共通で活用できる内容です。

①移動平均線(Moving Average)をチャートに表示します。
気配値一覧(通貨ペア一覧)⇒チャートを表示⇒fマーク⇒メインウィンドウ⇒インディケータ「Moving Average」を選択し、「完了」をタップしてチャートに表示します。

移動平均線で「期間10」とは、10本分のローソク足の価格の平均を表示する、という意味です。
1時間足(H1)チャートの場合、10時間分のローソク足の価格の平均を表示する「10時間移動平均線」ということです。

②移動平均線の期間を変更してみましょう:期間10⇒期間5
設定画面の期間の数値を直接タップ⇒5に変更する⇒「完了」をタップ
「10時間移動平均線」⇒「5時間移動平均線」に変わります。

③「移動平均線」の意味を考えながら、移動平均線を使った取引アイデアを考えて見ましょう。
上昇相場では価格が次々に上昇するため、平均価格は常に低い位置にあります。
そのため、相場が一時的に下落しても、平均価格には割安感から買い注文が出やすく、相場は反発して再び上昇しやすいと考えられ、

移動平均線は、上昇相場ではサポートライン(下値支持線)になりやすいと言えます。

下落相場では価格が次々に下落するため、平均価格は常に高い位置にあります。
相場が一時的に上昇しても、平均価格は割高感から売り注文が出やすく、相場は反発して再び下落しやすいと考えられ、

移動平均線は、下落相場ではレジスタンスライン(上値抵抗線)になりやすいと言えます。この前提から、移動平均線をサポートに見立てた押し目買い、レジスタンスに見立てた戻り売りのトレード方法が可能と考えられます。

移動平均とサポート・レジスタンス

③移動平均線の期間はどう設定すればいい?

期間を変えたとき、トレードのチャンスがどう変わるかを確認して見ましょう。

「何が適正な期間か」を考えるより、トレードスタイルにあった期間を選ぶことを考えましょう。通貨ペアや足の長さ、相場の傾向によって変わってくる可能性もあります。自身の取引スタイルにあったベストな移動平均線を見つけてみましょう。

【動画②】移動平均線の期間選定と順張り取引アイデア

相場を長い目で見ると、トレンド相場が発生する前には、方向感無く揉み合うケースが見られます。逆にすると、揉み合った後にはトレンドが発生する可能性が高いと言えます。

ここでは揉み合い相場の中で、移動平均線を活用して次のトレンド相場の起点を探し、有利な取引を開始する方法を考えて見ましょう。



動画では、PC版同等のテクニカル分析機能を搭載するMT4 iPhoneアプリを使って解説します。PC版でも共通で活用できる内容です。

①移動平均線の水平化
相場で揉み合いが長引くと移動平均線が水平に推移し、移動平均線が揉み合い相場の代表価格を示します。
その代表価格を上下に抜けた方向に取引をすると、次のトレンド相場の起点に近い価格で取引できる可能性があると考えられます。

ドル円日足チャート 2013年末~2014年7月までの長い揉み合いで、移動平均線が水平となっているか、動画で確認して見ましょう。

移動平均のフラット化

②移動平均線の期間を変えるとどうなるか?
過去の揉み合い相場に移動平均線を表示させ、移動平均線の期間パラメーターを変えてみると水平になっていくか、動画で確認して見ましょう。

○今後の相場に適用できそうな期間は? ・・・・5日⇒10日⇒40日⇒200日⇒120日

○メソッド(移動平均の種別)を変えると揉み合い相場で移動平均線は水平になるか?
Simple(単純移動平均線(SMA))⇒Exponential(指数移動平均線(EMA))
指数移動平均線(EMA)は、早い段階から移動平均線を平準化でき、揉み合いの中心水準を見出すのに便利な場合があります。

相場が移動平均線をブレイクした方向に取引することで、トレンドに乗った取引ができる可能性があります。トレードスタイルに合ったローソク足の期間と、ベストな移動平均線を見つけてみましょう。

【動画③】移動平均線の交差法(クロス)の活用

ゴールデンクロス、デッドクロスとして広く知られる、移動平均線の交差法(クロス)の活用法を考えて見ましょう。



動画では、PC版同等のテクニカル分析機能を搭載するMT4 iPhoneアプリを使って解説します。PC版でも共通で活用できる内容です。

①移動平均線の期間の長短と相場トレンド
トレンドが発生している相場では、移動平均線の期間の長短によって一定の法則が成り立ちます。

ここでは説明のために、ドル円週足チャートに期間20、50、120で移動平均線を重ねて表示します。
※MT4 iPhoneアプリでは、複数の期間の異なる移動平均線を表示することができます。

下落相場では長期線から短期線の順に上から並び、上昇相場では短期線から長期線の順に上から並びます。強いトレンドが発生したときは必ずこの並びになります。

移動平均クロスの活用

②移動平均線の交差(クロス)を使った取引スタイルを理解する
短期線が長期線を反対側へ横切り、入れ替わった位置関係が継続するとき、その方向に新たなトレンドが発生したことになります。

交差したタイミングで、それに準じた取引を行えば、トレンド転換の早い段階で有利なポジションを取れる可能性があると考えられます。

取引が買いとなるケースをゴールデン・クロス、売りとなるケースをデッド・クロスと言います。

③順交差と逆交差を理解する
長期の移動平均線がトレンドをしっかりと示している場合、クロス(逆交差)した方向は、長期線の方向に逆らうことになります。
長期移動平均線の方向性を重視し、それに準じたクロス(順交差)で取引することが、交差法を活用する条件となりそうです。

○実際の相場で、移動平均線の交差を活用した取引が有効だったか動画で確認して見ましょう。

長期線がフラット化(水平化)している場合を含め、交差の方向が一致している場合を順交差、相反する場合を逆交差とする場合、

順交差のみを取引の対象とした場合、実際の相場でどうなっていたか動画で確認してみましょう。
常に上手くいくわけではありませんが、動画の例では、長期の上昇に対する短期の下落方向への交差による取引を回避し、長期の上昇局面で、逆交差の売り取引を回避できました。

移動平均順交差逆交差

④その他の活用アイデア
○120期間や500期間といった超長期の移動平均線を加えることで、その他の期間の移動平均線とともに収束する局面を見極められ、大きなトレンドを察知するのに有効な場合があります。

○移動平均線の期間を短くしたり、ローソク足の期間を短くすると、誤差が少なくなる一方、少しの上下変動でトレンドがめまぐるしく入れ替わり、失敗取引が増えてしまいます。

移動平均線を取引に活用するということは、矛盾を低減できる期間や条件を探すことです。

100%完全なパターンはないものと覚悟し、自身の判断を信じて取引に踏み込むかどうかを決断するだけでしょう。移動平均線を使ったオリジナルの取引ルールを探し出してはいかがでしょうか。

【動画企画・制作】etvMEDIA・ジャパン株式会社 浅野敏郎

浅野face 1985年からFX業務に従事し、銀行間取引仲介、EBSの電子仲介などを経て、2009年5月etvMEDIA・ジャパン株式会社に合流して現職に至る。メディアという中立な立場から管理・運営するFX動画ニュースWEBサイト「ForexTVジャパン」を通じて、FX市場に関わる情報番組を企画・制作して放映する傍ら、情報プロバイダやWEB媒体と組んで動画コンテンツの企画・制作やコンサルティングに従事。

◆オフィシャルサイト「ForexTV.jp」