トレイリング・ストップで損切ラインを自動で切り上げる

MT4では、保有ポジションにトレイリング・ストップを設定することで、損切りラインを自動で切り上げて利益を伸ばすトレードに活用できます。設定幅分だけ相場が有利な方向に動くまでは損切り(S/L)が設定されない点に注意して下さい。

トレイリング・ストップ注文とは

トレイリング・ストップ注文(T/S)は、損切り値(S/L)が相場の値動きに応じて、有利な方向に自動的に更新されていく注文方法で、トレンドが出ている相場で利益を追求したいときに便利です。

トレイル幅を設定すると、現在価格からトレイル幅分の価格差を保って損切り値が自動で更新されます。

トレイリング・ストップ注文とは

【例】
①トレイリング・ストップ注文を設定する
買いの保有ポジションに対して、トレイル幅100pips(1,000points)でトレイリング・ストップ注文を設定します。※この時点では、損切り(S/L)は設定されません。

②トレイリング・ストップ注文が損切り(S/L)を自動で設定する
新規注文の約定価格99円から100pips(1,000points)上昇した100円の時点で初めて、
99円に損切り(S/L)が自動で設定されます。(決済逆指値(売)注文)

③トレイリング・ストップ注文が損切り値(S/L)を自動で切り上げる
相場が上昇しても、100pipsの損切り幅は維持され、相場の上昇に合わせて損切り値(S/L)も自動で切り上がります。⇒図の例では、価格が102円まで上昇し、損切り値も101円まで切り上がりました。

④切り上がった損切り値(S/L)で決済される
相場が下落し、価格が101円まで下がったところでトレイリング・ストップ注文による損切りの決済注文が発注されます。
※一度切り上がった損切り値(S/L)は固定のまま維持されるためです。
※もし相場が再び上昇する場合は、再び100pipsの損切幅を維持して損切り値(S/L)は切り上がります。

トレイリング・ストップ注文(T/S)の注意事項
①トレイリング・ストップ注文は、MT4を起動していないときは機能しませんので、ご注意下さい。

②MT4のトレイリング・ストップ注文は、相場が新規の約定価格からトレイル幅分有利な方向に変化しない限り損切り(S/L)を設定しません。いきなり相場が不利な方向に動いた場合、損切り(S/L)は設定されません。

そのため、トレイリング・ストップ注文の条件を満たさないとき(いきなり相場が不利な方向に動いたとき)を想定して、損切り(S/L)注文はトレイリング・ストップ注文とは別に設定することが必要です。

トレイリング・ストップ注文の設定方法

MT4ターミナルウィンドウの「取引」タブから設定したい保有ポジションを選んで、右クリックメニューの「トレイリング・ストップ」にマウスオーバーします。

トレイル幅(トレイリング・ストップの設定幅)の一覧から選んで設定するか、または「カスタム設定」で直接値を入力して設定して下さい。
トレイリング・ストップ注文の設定

カスタム設定では、7桁まで指定が可能です。

▼Mini terminalのトレイリング・ストップ注文▼
MT4のツールMini terminalでは、コンパクトな注文画面上にトレイル幅(T/S)をpipsで設定し、新規注文と同時に利益確定(T/P)・損切り(S/L)及びトレイリング・ストップ(T/S)を設定することができます。

トレイリング・ストップ注文の取消方法(キャンセル)

MT4ターミナルウィンドウの「取引」タブから保有ポジションを選んで、右クリックメニューの「トレイリング・ストップ」にマウスオーバーします。

表示されるリストの中から、「無し」または「全て削除」を選ぶとトレイリング・ストップ注文の設定が取り消されます。
トレイリング・ストップ注文の取消方法
※トレイリング・ストップが設定された保有ポジションには、注文番号のアイコンに「T」マークがつきます。

①「無し」・・・選択した保有ポジションに設定したトレイリング・ストップ注文(T/S)のみが取り消されます。
②「全て削除」・・・選択した保有ポジションだけでなく、設定した全てのトレイリング・ストップ注文(T/S)が取り消されます。