MT4ボリンジャーバンドの取引アイデアを動画で解説!

MT4のボリンジャーバンド(Bollinger Bands)を活用した取引アイデアを、FXテクニカル分析の達人が短い動画で分かりやすく解説します。ボリンジャーバンドは相場のばらつきを示す、人気のテクニカル指標です。関連指標としてエンベロープ・標準偏差も紹介します。

【動画】MT4ボリンジャーバンドでトレンドの起点を探す

ボリンジャーバンドはよく、逆張り指標と言われますが、トレンドに逆行したトレードがご法度であるのは同じです。今回は、ボリンジャーバンドを活用し、相場トレンドの起点を探して取引する方法について考えます。


動画では、PC版同等のテクニカル分析機能を搭載するMT4 iPhoneアプリを使って解説します。PC版でも共通で活用できる内容です。

①ボリンジャーバンドを構成する線

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)は通常、移動平均線と、その上下のバンドの3本の線で構成される指標です。

中心にあるのは実は移動平均線で、「期間20、適用先(適用価格):Close」の場合、終値に対する20期間の移動平均線です。ボリンジャーバンドは、移動平均線から派生した手法と言えます。

上下のバンドは、移動平均線から標準偏差の一定倍だけ乖離した位置に描かれます。偏差=2のとき、移動平均線から±2σ(シグマ)離れた位置に表示されます。

偏差(シグマ)=2.0(第二偏差)とは、価格分布全体の95.5%が収まる値幅を示します。

 ・偏差(シグマ)=3.0(第三偏差)は99.7%
 ・偏差(シグマ)=2.0(第二偏差)は95.5%
 ・偏差(シグマ)=1.0(第一偏差)は68.3%

標準偏差はばらつきを示すため、ボリンジャーバンドは、相場の状態に応じて調整されます。相場のばらつきが上昇するとボリンジャーバンドは拡大し、ばらつきが低下するとボリンジャーバンドは収縮します。

相場の値動きはボリンジャーバンドの±2σ(シグマ)内にほぼ収まる事が考えられるため、「逆張り」の売買をするために良く使われるテクニカル指標です。

②ボリンジャーバンドは逆張り指標?
95.5%という高い確率で収まるはずの第二偏差に到達した場合、上限では売り、下限では買いという逆張りの取引アイデアを連想しますが、長い上昇トレンドでは、価格はボリンジャーバンドの上限に沿って移動し、上限での売りは良い取引には繋がりません。

そこで、ボリンジャーバンドの中央線の移動平均線に立ち戻ります。

移動平均線が上昇している場合、価格ははるか上の水準で推移します。ボリンジャーバンドの上限に沿って移動する相場では、強い上昇トレンドを示しており、そのトレンドに逆行する逆張りの売りはご法度です。

ボリンジャーバンドの中央線(移動平均線)の傾きに逆らう取引は基本的に避けるべき、という当たり前の結論に到ります。

③ボリンジャーバンドでトレンドの起点を探す
○バンドの幅が狭まるとき、次に大きなトレンド発生が期待できます。

○バンドが水平に推移するとき、中心の移動平均線もフラット化しているはずで、バンドを抜けた方向へトレンドが発生する期待が持てます。

○バンドの幅が広がるとき、トレンドが加速して伸びていることを示し、比較的トレンドが安定する期間です。

ボリンジャーバンドの広がり


その後、相場変動がバンドのトレンドと逆行するとき、相場変動がピークに近い可能性を示唆しています。【トレンドの減速期】

十分な狭まりも無くトレンドを反転させることも少なくありませんが、その変動はあまり長く続かない揉み合いで終わる可能性も高く、取引を諦める判断も必要かもしれません。

④その他の活用アイデア
・MT4のボリンジャーバンドは3本とも色が同じため、色を変えたいときは、同じ期間の色違いの移動平均線を重ねると、見やすくなるかもしれません。

・より長期の移動平均線をボリンジャーバンドに重ねることで、トレンドの方向性を合わせて確認することもできます。

【動画企画・制作】etvMEDIA・ジャパン株式会社 浅野敏郎

浅野face 1985年からFX業務に従事し、銀行間取引仲介、EBSの電子仲介などを経て、2009年5月etvMEDIA・ジャパン株式会社に合流して現職に至る。メディアという中立な立場から管理・運営するFX動画ニュースWEBサイト「ForexTVジャパン」を通じて、FX市場に関わる情報番組を企画・制作して放映する傍ら、情報プロバイダやWEB媒体と組んで動画コンテンツの企画・制作やコンサルティングに従事。

◆オフィシャルサイト「ForexTV.jp」 

エンベロープ(Envelopes)

エンベロープ

エンベロープ(Envelopes)は、価格帯の上限と下限を示します。価格がバンドの上限に達すると売りのシグナルが発生し、下限に達すると買いのシグナルが発生します。

エンベロープ(Envelopes)の背景にある論理は、過熱した買い手と売り手が価格を極端な水準(すなわち、上下のバンド)まで押し、この時点で価格がより現実的な水準に移動して安定することが多い、というものです。これはボリンジャーバンド(Bollinger Bands)に似た解釈です。

エンベロープ(Envelopes)は、ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)と似た指標です。唯一異なるのは、ボリンジャーバンドの上下のバンドは移動平均線から標準偏差の一定倍の乖離で描かれるのに対して、エンベロープのバンドは移動平均線から一定の乖離率(%)で描かれるという点です。

標準偏差(Standard Deviation)

標準偏差

標準偏差(Standard Deviation)は、価格のばらつきを測定する指標です。このインジケーターは、単純移動平均に対する価格変動幅を表します。

インジケーターの値が大きければ相場の値動きは激しく、価格帯は移動平均線に対して分散します。逆にこのインジケーターの数値が小さければ、市場の変動性は低く、価格帯は移動平均線に近づきます。

通常、この「標準偏差」は、他のテクニカル指標の構成要素として用いられます。例えば、ボリンジャーバンドを算出する場合、移動平均線に通貨ペアの標準偏差値を加えて計算します。