MT4のATR・CCI その他のオシレーター系インジケーター

ATRやCCIなど、MT4初期設定の状態で使える標準のオシレーター系インジケーター(テクニカル指標、罫線分析ツール)を紹介します。オシレーター系の指標は、相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断し、主に逆張りの売買の参考にされます。

オシレーター系のインジケーターとは

トレンド系の移動平均線や一目均衡表が、相場のトレンド(流れ)に乗るために参考にする指標であるのに対して、RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系のインジケーターは、「相場が買われ過ぎか、売られ過ぎか」を判断し、主に逆張りの売買の参考にされる指標のことをいいます。

ATR(Average True Range)

ATR

ATR(Average True Range、アベレージ・トゥルー・レンジ)は、価格のばらつきを表すインジケーター(テクニカル指標)です。J・ウエルズ・ワイルダーが考案し、著書で紹介して以来このテクニカル指標は、他の数多くのテクニカル指標の構成要素として用いられています。

ATRは、パニック売りが引き金となって発生する極端な価格急落後の相場の底で、高い値となることがよくあります。またATRが低い値になる典型的な例は、相場の天井や調整時に発生する長期の横ばいの期間です。

ATRの値が高くなるほど、トレンドが変わる可能性が高まり、ATRの値が低くなるほど、トレンドの動きは弱くなると考えられています。

ベアーズパワー(Bears Power)

ベアーズパワー

為替相場は、日々、価格を押し上げる買い手(「ブル派」)と価格を押し下げる売り手(「ベア派」)との攻防です。どちらのサイドが相手を負かすかによって、その日の終値が前日終値を上回ったり下回ったりします。

ベアーズパワー(Bears Power)は、上昇相場の強さを示すインジケーター(テクニカル指標)です。ベアーズパワーのバランスの変化が、トレンドの反転の可能性を最初に示唆するシグナルになる、考えられています。

ベアーズパワーを売買に応用する方法として、「他のトレンド系テクニカル指標が上昇を示しているとき、ベアーズパワーの値がゼロ以下だが上昇している場合は、買いのシグナルを示す」という考え方があります。

ブルズパワー(Bulls Power)

ブルズパワー

ブルズパワー(Bulls Power)の前提はベアーズパワー(Bears Power)と同じく、為替相場は日々、価格を押し上げる買い手(「ブル派」)と価格を押し下げる売り手(「ベア派」)との攻防、という見方です。

ブルズパワー(Bulls Power)は、下落相場の強さを示すインジケーター(テクニカル指標)です。ブルズパワーのバランスの変化が、トレンドの反転の可能性を最初に示唆するシグナルになる、考えられています。

ブルズパワーを売買に応用する方法として、「他のトレンド系テクニカル指標が下落を示していて、ブルズパワーの値がゼロを超えているが下降している場合は、売りのシグナルを示す」という考え方があります。

CCI(商品チャネル指数、Commodity Channel Index)

CCI

CCI(商品チャネル指数、Commodity Channel Index)は、価格の統計的な平均価格からの偏差を計測するインジケーター(テクニカル指標)です。

CCIの値が大きい場合、その価格が平均価格と比較して異常に高いことを示し、小さい場合は価格が低すぎることを表します。CCIはどの金融商品にも適用可能で、商品(コモディティ、Commodity)専用というわけではありません。

CCIは例えば、相場の買われ過ぎ/売られ過ぎを見る指標として活用することができます。
CCIは通常、±100の範囲で変化しますが、値が+100を超えると、買われ過ぎの状態を示します。逆にこの値が-100を下回ると、売られ過ぎの状態を示します。

デマーカー(DeMarker)

デマーカー

デマーカー(DeMarker)は、期間最高値と前期最高値の比較を基にした指標です。

デマーカーの値が0.3を下回れば、強気の価格反転が予想されます。0.7を上回れば、弱気の価格反転が予想されます。

このインジケーターをより長期間で計算すれば、長期的な相場の傾向をとらえることができます。短期間のデマーカーを利用すれば、リスクの少ないポイントで主要なトレンドに沿って売買のタイミングを計ることが可能となる、と考えられています。

フォース・インデックス(Force Index)

FORCE

フォース・インデックス(Force Index)は、相場の基本的な要素(相場トレンド、価格の変化の幅、出来高)を組み合わせて考慮した指標です。

フォース・インデックスが新たなピークに向かって上昇しているとき、上昇傾向が継続するというシグナルを発します。フォース・インデックスが新たな底に向かって下降しているとき、下降傾向が継続するというシグナルを発します。

RVI(Relative Vigor Index)

RVI

RVI(Relative Vigor Index)のポイントは、上昇相場では原則として終値が始値より高いということです。下落相場では逆になります。

RVIは、1日の価格変動をその日の価格の最大変動幅で割ったものです。
※(終値-始値)/(高値-安値)

RVIでは2本の線が表示され、ラインが一致すれば(クロス)、買いまたは売りのシグナルになります。